週に8日分以上働くと過労死を迎える危険性が高まる

Takenori自身がこの記事を読み終わるまでにかかった時間は約4分です。

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昨年2016年の10月に、「過労死」は世界共通語である事実を日本のブラック企業は受け止めるべきというタイトルの記事を書いた。

あれから3ケ月が経つ今。

過労死についてもう一度考えてみたいと思う。

そもそも過労死とは

日本国内における大手広告代理店電通において、女性社員(高橋まつりさん当時24歳)が、過労死(正確には過労による自殺)したことが大きく取り上げられた2016年。

女性社員は2015年の12月25日、世間一般はクリスマスというその日を最後に、生きることを止めた。

ニュースでは「電通の女性社員が過労死」と報道されると共に、企業の実態の調査や労働そのものに関する問題点等をピックアップしてはいるが。

そもそも過労死とは、いったいどういうことを言うのだろうか。

過労死(かろうし、英:karōshi)とは、周囲からの暗黙の強制などにより長時間の残業や休日なしの勤務を強いられる結果、精神的・肉体的負担で、労働者が脳溢血、心臓麻痺などで突然死することや、過労が原因で自殺すること(いわゆる過労自殺)などである。

wikipediaでは以上のように記載されてはいるが、定義されている内容の詳細までは記載されてはいない。

例えば、「長時間の残業」とはいったい何時間に達すれば長時間となるのだろうか。

日本の労働基準法によると、1日の労働時間は8時間まで、週の合計労働時間は40時間まで、と定められており、1日であれ週であれその時間を超過すればそれは残業時間となる。

平日1日当たり1時間の残業の場合

7日のうちの土日を休日と仮定し、平日5日間のうち1日当たりの残業時間を1時間とした場合は、

  • 1週で合計5時間の残業
  • 4週で合計20時間の残業

となる。

これを、残業時間が多いと考えるか少ないと考えるかは別として、事実として上記の時間は労働基準法で定められている基準とは別に、余分に発生することになる。

20時間という時間を、「ほぼ丸1日と変わならないように思う」のは僕だけではないはずだ。仮に睡眠時間を4時間とすれば、1日の残りを全て仕事に充てているのとなんら変わりはない。

では残業の時間を、1日2時間とするとどうだろうか。

平日1日当たり2時間の残業の場合

  • 1週で合計10時間の残業
  • 4週で合計40時間の残業

となる。

4週の中で、丸1日と16時間分の仕事を余分にこなしていることになる。

より詳細にするならば、1日当たり8時間の労働時間とした場合、

  • 丸1日=24時間=3日分の労働(24/8)

に加え、

  • 16時間=2日分の労働

となるので、4週で合計5日分の労働日数を余分に仕事に充てていることとなる。

1日の労働時間(残業時間)が2時間増えるだけで、4週間あたりに仕事をしている日数が5日分も増えるということだ。

これを週当たりの仕事日数に換算すると、

  • 残業がなければ1週間に5日の出勤
  • 残業が毎日2時間あれば1週間に6日の出勤と7日目は2時間の出勤

と同じ時間を労働に充てていることになる。

月~金曜日は通常通り出勤して、土曜日は8時間の休日出勤、日曜日は2時間の出勤、だ。

1日当たりの残業時間が3時間や4時間になってくると、もう破滅への一歩を踏み出していることになるんだろうな。

残業は1日当たりではなくもっと長い目で見ることが大切

これまで書いたことを踏まえると、1日当たりの残業時間が短時間であっても、「長い目で見ればどれだけの時間を労働時間に充てているのか」ということがわかってくる。

勤務することになる企業や業種によっては、休みは週に1日のみ、というところだってあるだろうし。そういうところに限って、残業は当たり前だったりそもそも1日8時間という労働基準を守らずに、本来ならば残業時間に割り当てられる時間を通常の勤務時間として扱い、残業費用を出さなかったりするのだろう。

そうなってくると、先に書いた換算に当てはめると1週間に8日分も9日分も働いているのに、得られる給与は通常と同じで、一体なんのために働いているのかがわからなくなってくる心理状態に陥ることが考えられる。

高橋まつりさんが自殺する直前までの毎月当たりの残業時間は、合計105時間だったという。

31日間ある月に、仮に31日間を毎日勤務していたとしても、毎日3時間以上の残業をしていたことになる。

また、105/8=13.125となるため、勤務日数で考えると毎月通常の勤務とは別に13日分も余分に勤務していたことになる。毎月仕事に行く日数が13日分も増えるという事実は、考えただけでも気が重くなるって。

残業時間や休日出勤をきちんと評価してくれて、残業手当もきちんと基準の通りに割り増ししてくれるのなら、働く方にとってもやりがいを感じられるかもしれないし、残業も休日出勤も受け入れやすくなるかもしれない。

もちろん、残業の時間や休日出勤数は常識の範囲内に限定してではあるが。

それが、自分が勤める企業に揉み消されてしまうとなれば、肉体や精神が死へと向かうのだって無理はないと思えてしまうよ。

日本の企業の体制って、どうなってるんだろう。


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