ジョブズが愛した禅と鈴木俊隆

Takenori自身がこの記事を読み終わるまでにかかった時間は約5分です。

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webデザイナーご用達のマッキントッシュや、その枠を外れた一般消費者からも絶大な支持を誇るiPhone、そして一般消費者の中に更なる可能性を見出すユーザーを対象に開発したアップルウォッチ。

それらの最先端機器を世に送り出し続けているアメリカはカリフォルニアに本社を置くアップル。

そんなアップルの創立者の1人して名高いスティーブ・ジョブズ。

IT業界の遥か彼方の方にチョコンと席を置く立場の僕としては、

「ジョブズのことだって少しは知っておかないと!」

という淡い思いがあるわけで。

そんなジョブズと関連のある日本人をヒョンなことから知ってしまい、そしてその日本人の教えがジョブズの信条や感性、ひいてはアップルが開発しているハード・ソフトに関係なく影響をもたらしているとなっては、その日本人にも興味を持ってしまうのが世の常ってものだろう。

鈴木俊隆

鈴木 俊隆(すずき しゅんりゅう 1905年5月18日 – 1971年12月4日)は昭和の曹洞宗の僧侶。アメリカに禅を広め、欧米では、鈴木大拙と並んで「2人の鈴木」と呼ばれている。

この鈴木俊隆氏が記した禅に関する書籍は3冊あり、その中でもジョブズが愛読したことで知られていて、鈴木氏の代表的な著書とも言えるのが、「Zen Mind、Biginner’s Mind(禅マインドビギナーズマインド)」という書籍だ。

世界24ヶ国語に翻訳されたこの本の内容紹介としては次のように書かれている。

1970年に米国で出版以来、世界中で読まれている禅の入門書。
著者の鈴木俊隆老師は1959年に渡米し、サンフランシスコ禅センターを設立。渡米12年の間にアメリカにおける禅の基礎を築いた。アレン・ギンズバーグ、ゲイリー・スナイダーらビートニクたちを惹きつけ、1960年代、カウンターカルチャーのさなか、多くの若者が俊隆老師のもとで瞑想をした。のちにアップルを創業することになるスティーブ・ジョブズはまさにそうしたムーヴメントの申し子として本書と出会い、禅の道に入っていく。

ジョブズには、1970年代に日本の福井県は永平寺に行ってまで出家しようとしたというエピソードがあるが、それもこの「禅マインドビギナーズマインド」の影響からだろうか。

この本に限らず、禅や仏教の派閥に限らず、それらの教えの中には必ずと言っていいほどに、

「多くを求めず、過度な美は除き、曇りのない簡素な心で」

というような意味合いの言葉が出てくることは、仏教を学んだことのない僕でも知っているほどだ。

そしてその言葉の意味は、ジョブズが存命中だった頃に開発したアップルの製品や、亡くなった後にも開発され続けている次世代機にも、

「シンプルであれ」

という形で表れている。

ジョブズと聞いてイメージするのは、黒いタートルネックと丸い眼鏡だという人は多いのではないだろうか。

そんなジョブズの身なりにも、

「シンプルであれ」

という信条は、彼が創設した企業だけではなく自身の生活にも強く反映されている。

ジョブズが存命時に、アップル社内で制服を設けようとしたところ社員から猛反対されてしまい、その結果、自分だけでも制服を導入しようとして選んだのが黒のタートルネックだという。

伝記にも、盛田昭夫氏(ソニー創設者)に向かって「日本の工場では、なぜ全員が制服を着ているのか?」と質問をする場面があるが、これは要するにジョブズがアメリカで肌に触れていた企業体制には、社員が制服を着用するという文化がなかったということだ。

日本では、少なくとも工場での業務であれば社員は制服を着用するのが規則の上でも、またモラルにおいても当たり前だとは思うが。

それが当時のアメリカにおいては、企業内で制服を導入しようとしたら猛反対されたというジョブズの心には、寂しさや悲しさが溢れたことだろうと僕は想像して止まない。

鈴木氏を知ったきっかけ

僕が鈴木俊隆氏を知ったきっかけは、実はこれまでに書いたようなジョブズが関連している、という理由ではなかったりする。

先日書いたブログ記事、生きるために知っておきたいツイートという記事内において、ツイートの1つとして紹介したものの中の発信者として、その名があった。

そのツイートとは、

「初心者の心には可能性があります。しかし、専門家といわれる人の心にはそれはほとんどありません」

というものなのだが、なんとも的を得た内容ではないだろうか。

このたった1つの文章を知ったことで、僕はこの文章の発信者である鈴木俊隆氏に興味を持ってしまったのだ。

「鈴木俊隆」という人物名から浮かび上がってきたことの中に、あの「スティーブ・ジョブズ」が関連していると知ったときは、正直この2名の存在の価値が合致することはなかった。

だが関連性を調べ追っていく中で、この2名の信条や感性が正に似通っていること、そしてその信条や感性は鈴木氏が先駆であることを知り、鈴木氏が記した禅の本をジョブズが愛読したということにも、透明ではあるが確実な相関図を容易に想像することが出来た。

鈴木俊隆氏の著書である「禅マインドビギナーズマインド」の中でも、僕が最も気に入っている言葉、またその言葉に通じる考えがあると感じるのが、

「繰り返し行うという精神を失うと、修行はとても難しいものになります。」

というものだ。

僕は禅はしないが、毎日行っていることがある。

毎日毎日、繰り返し繰り返し行っていると、それが当たり前になってくる。

それが多少苦しいことであっても、毎日行っていればその苦しさが自分の一部だと感じるようになり、その苦しさを味わうのがハッピーだと思えてきてしまうから不思議だ。

ジョブズと鈴木俊隆まとめ

今回、思いがけない出所から、思いがけない2名の関連を発見した。そしてこの出来事が、僕の中で新たな気付きとして定着した。

関係のない「もの」や「こと」だと思っていても、実はどこかで結び付く可能性があり、そこから生まれるものは自身にとって時に多大な価値や影響をもたらすということ。

生きるために知っておきたいツイートの中のたった1つのツイートから、こんなにまで自分の目の前が広がるなんて、先日ブログを書いているときは微塵も思わなかった。

これからも、どんなに些細なことでも、自分の成長に繋げることが出来る自分で在るようにいたい。

そんな考えと気持ちを持った自分でいられるように、そんな考えと気持ちをブログにして、今後の人生の中で繰り返し読もう。


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